その他2025-12-12

freeeがフリーランスを対象に資金繰りに関する調査を実施 近年の物価高騰で事業や生活に影響があった人は86%、年末年始の資金繰りに悩んだことがある人は6割近くいることが判明


■マジ価値調査サマリー

  • 近年の物価高騰は86%に影響し、フリーランスのキャッシュフローを逼迫している
  • 物価高騰には生活費と事業費の「節約」、物価高騰が事業のみならず生活にも影響
  • 年末年始は6割近くの人が資金繰りに悩んだ経験あり
  • 年末年始の資金繰りでは「融資」「ファクタリング」「補助金・助成金」で資金調達を検討
  • フリーランスが資金調達で重視するポイントは「利用のしやすさ」が「金利・手数料」を上回る結果となった

フリー株式会社(本社:東京都品川区、CEO:佐々木大輔、以下「freee」)は、12月16日の『フリーランスの日』を見据えて、フリーランスとして働く人を対象に資金繰りに関するアンケート調査を実施しました。

<調査概要>
調査期間:2025年11月20日~11月27日
調査方法:Webアンケート方式
調査対象:全国の10〜60代のフリーランスとして働く男女
回答者数:342名

■近年の物価高騰は86%に影響し、フリーランスのキャッシュフローを逼迫

画像は、「近年の物価高騰は、事業や生活に影響がありましたか?」という問いに対するアンケート結果を示す円グラフです。この調査の回答総数は342です。
円グラフによると、「あった」と回答した人が全体の86.0%を占めており、近年の物価高騰が事業や生活に大きな影響を及ぼしていることが明確に示されています。一方、「あまりなかった」という回答は11.1%、**「全くなかった」という回答は2.9%**に留まりました。この結果から、物価高騰の影響を比較的受けなかった層は少数派であることが分かります。

近年の物価高騰が事業や生活に影響があったか聞いたところ、86%が「影響があった」、11.1%が「あまりなかった」、2.9%が「全くなかった」という回答となり、大多数の方に物価高騰が影響していることがわかりました。
フリーランスは法人と異なり、事業経費と生活費の区別が曖昧になりがちで、物価高騰はダイレクトにキャッシュフローを圧迫していると推測されます。

■物価高騰には「節約」、物価高騰が事業のみならず生活にも影響

画像は、「近年の物価高騰を受けて、事業や生活面で実施したことはありますか?」という問いに対するアンケート結果をまとめた棒グラフです。これは複数回答形式の調査で、回答総数は294です。
最も多く実施された対策は、**「生活費の節約」で194票を集めました。次に多いのは「事業費の節約」で89票、そして「売上増加の施策を講じた」が67票、「取引先と価格・報酬について交渉した」が64票と続きます。また、「節税対策を強化」した人が56票に上っています。一方で、「特に何も行っていない」という回答も42票あり、「その他」**は3票でした。この結果から、物価高騰に対して、多くの人がまず生活費の節約に取り組み、次いで事業費の節約や売上増加、価格交渉といった事業に関わる具体的な行動をとっていることがわかります。

物価高騰の影響を受けたと回答した人に事業や生活面で実施したことについて聞いたところ、「生活費の節約」「事業費の節約」などが回答の上位となり、“節約”という支出を抑制するという防衛的な手段を選んでいる人が多いことがわかりました。
また、「生活費の節約」が最上位の回答であることから、物価高騰が事業だけでなく個人の生活基盤にまで影響を及ぼしていることがわかります。

■物価高では「融資」「補助金や助成金」「ファクタリング」の資金調達手段が注目


画像は、「物価高騰により、利用を検討した資金調達手段はありますか?」という問いに対するアンケート結果を示す棒グラフです。この調査は複数回答形式で、回答数は105です。
物価高騰の影響を受け、多くの人が資金調達手段の検討を迫られていることが分かります。最も検討された手段は**「融資」で56票を集めまし��た。僅差で「補助金や助成金」が52票、「ファクタリング」が49票と続き、これらの3つの手段が特に多く検討されていることが分かります。一方で、「クラウドファンディング」を検討した人は10票、「その他」**は1票という結果でした。このデータは、特に融資、補助金・助成金、ファクタリングといった手段が、物価高騰下での資金繰りにおいて重要な検討対象となっている現状を示しています。

物価高騰の影響を受けたと回答した人に利用を検討した資金調達手段について聞いたところ、「融資」が一番多く、次いで「補助金や助成金」「ファクタリング」という回答となりました。
フリーランスの中でも融資のニーズの高さと、補助金や助成金の回答の多さから資金調達の負担を減らしたいニーズがあることもうかがえます。

■年末年始は6割近くの人が資金繰りに悩んだ経験あり

画像は、「年末年始に、事業や生活資金が不足して悩んだことはありますか?」という問いに対するアンケート結果を円グラフで示したもので、回答総数は342です。
このグラフによると、**「あった」と回答した人が59.3%と過半数を占めており、フリーランスや個人事業主などが年末年始に資金不足に悩む経験が多いことが示されています。「あまりなかった」と回答した人は22.0%でした。一方、「全くなかった」と回答した人は18.7%**に留まり、年末年始の資金繰りが多くの人にとって課題となっている実態が浮き彫りになりました。

年末年始という時期において、事業や生活資金が不足して悩んだことはあるか聞いたところ、59.3%が「悩んだことがある」、21.9%が「あまりない」、18.7%が「全くなかった」という回答となり、6割近くの人が年末年始の資金繰りに悩んだことがあることがわかりました。
年末年始という時期は、取引先の休暇に伴う案件減少や納税準備、年末年始挨拶に伴う食費や交際費といった支出の増加など特有の要因が重なることで資金不足に陥りやすいと考えられます。

■年末年始の資金不足で6割超が資金調達を検討

画像は、「年末年始にお金が不足したことにより、資金調達を検討したことはありますか?」という問いに対するアンケート結果を円グラフで示したものです。回答総数は203です。
グラフによると、資金調達を**「ある」と回答した人は62.6%と、6割を超えており、年末年始の資金不足が具体的な資金調達の検討につながっている実態が示されています。一方、資金調達の検討を「ない」と回答した人は37.4%**でした。この結果は、年末年始に資金不足に悩んだ人々のうち、かなりの割合が、その解決のために調達手段の検討に進んでいることを示唆しています。

年末年始の資金不足で資金調達を検討したことがあるかについて聞いたところ、62.6%が「ある」、37.4%が「ない」との回答となり、6割以上の人が資金不足の際に調達手段を検討することがわかりました。

■年末年始の資金繰りでは「融資」「ファクタリング」「補助金・助成金」の順で資金調達を検討


画像は、「年末年始の資金不足時に利用を検討した資金調達手段を教えてください。」という問いに対するアンケート結果をまとめた棒グラフです。この調査は複数回答形式で、回答数は127です。
年末年始に資金不足に直面し、検討された資金調達手段の中で最も多かったのは**「融資」で83票でした。次に多く検討されたのは「ファクタリング」で63票、そして「補助金・助成金」が43票と続きます。一方、「クラウドファンディング」は9票、「その他」**は6票でした。この結果から、年末年始の緊急的な資金ニーズに対しては、融資やファクタリングといった迅速な資金調達手段が特に重視され、検討されていることが読み取れます。

年末年始の資金不足の際に資金繰りを検討したと回答した人に、利用を検討した資金調達手段について聞いたところ、最も多いのが「融資」、次いで「ファクタリング」、「補助金・助成金」という結果となりました。
物価高騰での資金繰りで検討した手段は「融資」「補助金や助成金」「ファクタリング」という結果に対し、年末年始の資金繰りでは「ファクタリング」が2位に上昇している点から、受給までに時間のかかる補助金・助成金ではなく迅速に資金調達できる手段が必要とされていることがわかりました。

■フリーランスが資金調達で重視するポイントは「利用のしやすさ」が「金利・手数料」を上回る結果に


画像は、「資金調達手段を選ぶ際に、重要視する要素を教えてください。」という問いに対するアンケート結果をまとめた棒グラフです。この調査は最大3つまでの複数回答形式で、回答総数は342です。
資金調達手段を選ぶ際に最も重要視されている要素は、**「個人事業主でも利用しやすいか」で192票を集めました。次に重要な要素として、「金利・手数料の低さ」が180票、「審査の通りやすさ」が151票と続き、これらの3つの要素が特に重視されていることがわかります。また、「安心して利用できる手段か」は122票、「スピード・迅速性」は103票、「資金使途の自由度」は60票、「限度額の大きさ」**は27票でした。この結果は、個人事業主にとって利用のしやすさ、コストの低さ、そして確実性が、資金調達の意思決定において最も重要視されるポイントであることを示しています。

また、回答者全てに資金調達手段を選ぶ際に重要視するポイントについて聞いたところ、最も多い回答は「個人事業主でも利用しやすいか」、次いで「金利・手数料の低さ」、「審査の通りやすさ」、「安心して利用できる手段か」、「スピード・迅速性」という順になりました。
「個人事業主でも利用しやすいか」という回答が最上位になったことから、フリーランスは法人と比較して従来の資金調達手段において不利な立場になりうる・資金調達が難しい・利用のハードルが高いと考えている人が多いと推測されます。

■FREENANCE by freeeでは個人事業主も利用しやすく年末年始の急な資金繰りにもすぐに対応
今回の調査により、フリーランスの方が資金調達手段を選ぶ際に、「個人事業主でも利用しやすいか」「金利・手数料の低さ」「審査の通りやすさ」が重要視されていることが明らかになりました。
freeeでは個人事業主・フリーランスの方の利用のしやすさに着目し、「FREENANCE by freee」において、フリーランス向けファクタリングサービス「FREENANCE 即日払い」を提供しています。支払い期日到来前の請求書(売掛金)を最短即日で資金化が可能であり、急な資金ニーズに対応できます。また、手数料も請求書の額面金額の3%〜10%で設定されているため業界内でも低水準です。
物価高騰や年末年始の急な資金繰りにも最短即日で対応し、クライアントの支払いサイクルに左右されることなく、安心して事業と生活を継続できる環境を提供します。

FREENANCE by freee:https://freenance.net/



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